皮膚科は、どこの病院でも必ずといっていいほど常設された診療科の一つだ。皮膚に関する疾患の治療はもちろん、爪や毛髪・粘膜などに関する疾患も、皮膚科での治療対象になる。つまり、目で見える体の範囲内では、全てこの皮膚科の対象となっているのだ。これは、知っているようで知らなかった事象の一例ではないだろうか。
皮膚科における治療として割合的に一番多いのは、外用薬や内服薬などの薬物療法が一番に挙げられる。これは、疾患の症状が目に見えることで、そのような治療が最適な治療として挙げられるからだ。その他の治療として、外科的な治療も一部行われている。ここで扱われる主な疾患としては、シミ・とびひ・ほくろ・あざ・火傷・アトピー性皮膚炎・水虫・たむし・ヘルペス・抵触性皮膚炎・脱毛症などがあるといえる。これらの疾患は必ずさまざまな検査を行い、その検査の結果に応じて治療が行われるのだ。この検査も種類が豊富で、通常の皮膚生検や血液検査・カビの検査などがノーマルな検査項目となる。
しかしながら、このような治療を行ってもなかなか治癒しない疾患も中にはあるのだ。その場合は診療科の垣根を取り払い、少しでも関連のある診療科が、別の角度から治療していく。こういった連携も、時として必要になってくるだろう。
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皮膚科での治療について
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6月