TVのクイズ番組では、小学校や中学校で習う問題を、一流大学を卒業した回答者が答えられない光景がよく放映されている。そのため、現在の学校教育での成果が、必ずしも社会にでて役立てられているとは思えない。これは、医師や看護師における国家資格得も同じだ。資格試験に合格するために必要以上の知識を勉強しても、忘れてしまうというのはよくある。今の医療の現場はさまざまな診療科に分かれており、その担当する診療科の業務において行う行動は、ある程度同じことの繰り返しだ。そのようなことから、せっかく習った知識を忘れてしまうことが多い。
現在、国として発行する医師免許は、歯科医師と医師の2種類だ。看護師においても、看護師と準看護師の2種類しかない。精神科を勤めた医師が精神的ストレスから内科に転向する場合、何の支障もなく本当に患者の的確な診察が行えるのだろうか。また、学校では習わなかったとしても、免許取得後に就職した先で必要となる新たな知識や技術を覚えなければ、一人前の医師や看護師として働くことはできない。
今は、どの分野でも特殊な能力が必要とされるスペシャリストの時代だ。学校として必要以上の多くの知識を学ばせるよりも、免許の種類を多様化する方が一人ひとりの専門性は高まる。医師や看護師として働きながら、さらにスキルアップをする道が必要だろう。特に、インターネットが発達した今は、ネットによる勉強のシステムを確立させる方が、コストの面でも費用が削減される。そうすれば、高額な費用をかけずに誰もが上を目差せるチャンスを作ることができるのだ。
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7月
医療業界の勉強方法